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コラム腫瘍
リンパ腫とはどんな病気? ~犬や猫で多い「がん」。早期発見が大切です~
はじめに
「リンパ腫」という病名を聞いたことはありますか?
リンパ腫は犬や猫で比較的多くみられる悪性腫瘍(がん)の一つです。特に犬では発生率が高く、猫でも診断されることの多い腫瘍として知られています。
「首にしこりがある気がする」
「最近リンパ節が腫れていると言われた」
「健康診断でリンパ節の異常を指摘された」
このようなきっかけでリンパ腫が見つかることも少なくありません。
一方で、リンパ腫は初期には目立った症状がないことも多く、気づいた頃には病気が進行しているケースもあります。
しかし、早期に発見し適切な治療を開始することで、生活の質(QOL)を維持しながら長く過ごせる可能性もあります。
今回は犬や猫のリンパ腫について、原因や症状、診断方法、治療法まで詳しくご紹介します。

リンパ腫とは?
リンパ腫とは、リンパ球という白血球の一種が腫瘍化(がん化)する病気です。
リンパ球は体の免疫を担当する細胞で、細菌やウイルスなどの異物から体を守る重要な役割を担っています。
通常、リンパ球は体内で必要に応じて増えたり減ったりしていますが、何らかの原因で異常なリンパ球が無制限に増殖するとリンパ腫になります。
人でもリンパ腫はよく知られている病気ですが、犬や猫でも決して珍しい病気ではありません。
犬では発生する悪性腫瘍の中でも頻度が高く、猫でも代表的ながんの一つです。
「リンパ節」とはどんなところ?
リンパ腫を理解するためには、「リンパ節」という臓器を知ることが大切です。
リンパ節は全身に存在する小さな免疫器官で、リンパ液という体液が流れています。
リンパ液には細菌やウイルスなどの異物が入り込むことがあり、それらをリンパ節が監視して排除しています。
つまりリンパ節は「体の関所」のような役割を果たしています。
犬や猫では主に次のような場所にリンパ節があります。
- 首の下(下顎リンパ節)
- 肩の前(浅頸リンパ節)
- わきの下(腋窩リンパ節)
- 足の付け根(鼠径リンパ節)
- 膝の裏(膝窩リンパ節)
健康な状態では小さく、触ってもほとんどわかりません。
しかしリンパ腫になるとリンパ節が腫れ、飼い主様でも触ってわかるくらい大きくなることがあります。
犬と猫では少し違う病気
同じリンパ腫でも、犬と猫では発生しやすいタイプや経過が少し異なります。
犬のリンパ腫
犬では多中心型リンパ腫が最も多くみられます。
これは全身のリンパ節が同時に腫れてくるタイプです。
飼い主様が首や膝の裏のしこりに気づいて来院されるケースが非常に多くみられます。
犬は比較的抗がん剤治療に反応しやすく、治療によって寛解(症状が落ち着いた状態)を目指せるケースも多くあります。
猫のリンパ腫
一方、猫ではリンパ節だけではなく、
- 消化管
- 鼻
- 腎臓
- 胸の中(縦隔)
などにできるリンパ腫が多いことが特徴です。
そのため、
- 食欲がない
- 吐く
- 下痢
- 体重が減る
- 呼吸が苦しい
など、発生した場所によって症状が大きく変わります。
猫ではウイルス感染(FeLV:猫白血病ウイルスなど)が関係するタイプもありますが、近年ではワクチンや室内飼育の普及により、関連する症例は以前より減少しています。
なぜリンパ腫になるの?
実は現在でも「これが原因」というものは完全には分かっていません。
しかし、いくつかの要因が関係していると考えられています。
遺伝的な体質
犬では、
- ボクサー
- ゴールデン・レトリーバー
- ラブラドール・レトリーバー
- バーニーズ・マウンテン・ドッグ
などで発症が多いことが知られており、遺伝的な体質が関係していると考えられています。
もちろん、どの犬種でも発症する可能性があります。
猫でも特定の猫種よりは、高齢になるにつれて発症リスクが高まる傾向があります。
加齢
犬も猫も、年齢を重ねるにつれて細胞の異常が起こりやすくなります。そのため、リンパ腫は中高齢の犬猫で多くみられる病気です。
もちろん若い子でも発症することはありますが、7歳以上になると注意したい病気の一つです。
ウイルス感染
猫では猫白血病ウイルス(FeLV)がリンパ腫の発生に関係することがあります。
現在はワクチンや完全室内飼育が普及したことで減少傾向にありますが、若い猫でリンパ腫が疑われる場合には検査を行うことがあります。
リンパ腫は早期発見がとても重要です
リンパ腫は進行が早いタイプの腫瘍も多く、症状が現れてから短期間で悪化することがあります。
一方で、早い段階で診断し、適切な治療を開始することで、病気の進行を抑えられる可能性があります。
特にシニア犬・シニア猫では、健康診断や日頃のスキンシップでリンパ節の異常に気づくことが、早期発見につながります。
リンパ腫にはいくつかの種類があります
犬や猫のリンパ腫は、発生した場所によっていくつかのタイプに分類されます。
それぞれ症状や治療方法、予後が異なるため、どのタイプなのかを診断することは非常に重要です。
① 多中心型リンパ腫
犬で最も多いタイプです。全体の約7〜8割を占めるといわれています。
全身のリンパ節が同時に腫れてくることが特徴です。
特に
- 首
- わきの下
- 足の付け根
- 膝の裏
などのリンパ節が左右対称に大きくなることが多くみられます。
しかし初期には痛みがほとんどありません。
そのため犬自身も普段通り生活しており、飼い主様が「しこりがある」と気付いて来院されるケースが非常に多くあります。
② 消化器型リンパ腫
猫で最も多いタイプです。胃や小腸、大腸など消化管に発生します。
初期には
- 食欲が少し落ちる
- 時々吐く
- 軟便になる
程度しか症状が出ないこともあります。
そのため胃腸炎や毛玉による嘔吐と勘違いされることも少なくありません。
病気が進行すると
- 体重減少
- 慢性的な下痢
- 嘔吐の増加
- 元気消失
などの症状が目立つようになります。
特に高齢猫では「最近痩せてきた」という理由で検査を行い、リンパ腫が見つかることもあります。
③ 縦隔型リンパ腫
胸の中にあるリンパ組織に発生するリンパ腫です。若い猫で比較的多くみられます。
胸の中に腫瘍が大きくなるため
- 呼吸が速い
- 呼吸が苦しそう
- 口を開けて呼吸する
- 横になりたがらない
などの症状が現れます。
重症になると酸素室での管理が必要になることもあります。
④ 皮膚型リンパ腫
比較的まれですが、犬でも猫でも発生します。
皮膚にできるリンパ腫で、
- 赤み
- 脱毛
- かさぶた
- 潰瘍
などが現れます。
初期はアレルギーや皮膚炎と区別が難しいこともあり、皮膚生検によって診断されるケースがあります。
⑤ 鼻腔型リンパ腫
猫で比較的よくみられます。
鼻の中に発生するため、
- 鼻水
- 鼻血
- くしゃみ
- 鼻づまり
が続きます。
「風邪かな」と思って治療しても改善しない場合は、CT検査や組織検査でリンパ腫が見つかることがあります。
初期症状はとても分かりにくい
リンパ腫は「初期症状が少ない病気」といわれています。
特に犬ではリンパ節がかなり大きくなっても、
- 食欲がある
- 元気に散歩する
ということも珍しくありません。
そのため健康診断やシャンプー中に偶然見つかることがあります。
飼い主様が気付けるサイン
リンパ腫は日頃のスキンシップで気付ける場合があります。
例えば
首を触ると丸いものがある
首の下に左右対称のしこりがある場合はリンパ節が腫れている可能性があります。
もちろん炎症でもリンパ節は腫れますが、数週間以上腫れが続く場合は検査が必要です。
最近痩せてきた
食欲はあるのに体重だけが減ってきた場合は注意が必要です。
リンパ腫では腫瘍細胞が多くのエネルギーを消費するため、痩せてくることがあります。
食欲がない日が増えた
消化器型リンパ腫では最初に食欲低下だけが現れることがあります。
「年齢のせいかな」と思わず、一度検査を受けることをおすすめします。
嘔吐や下痢が続く
特に猫では慢性的な胃腸炎と思われていたものが、リンパ腫だったというケースもあります。
数週間続く場合は詳しい検査が必要です。
元気がない
リンパ腫が進行すると
- 寝ている時間が増える
- 遊ばなくなる
- 散歩に行きたがらない
などの変化がみられます。
ただし初期には全く元気な子も多いため、「元気だから大丈夫」とは言い切れません。
病気が進行するとどうなる?
リンパ腫は進行すると全身に広がっていきます。
その結果
- 発熱
- 貧血
- 食欲不振
- 体重減少
- 呼吸困難
- 黄疸
- 腹水
などさまざまな症状が現れます。
さらに骨髄までリンパ腫が広がると、正常な血液が作れなくなり
- 重度の貧血
- 出血しやすくなる
- 感染症にかかりやすくなる
といった状態になることもあります。
「様子を見よう」は危険なことも
リンパ腫は進行が早いタイプも多く、「もう少し様子を見よう」と考えている間に病気が進行してしまうことがあります。
一方で、早期に診断し治療を開始することで、長期間良好な生活の質を維持できる犬や猫も少なくありません。
特に
- 首のしこり
- 食欲不振が続く
- 原因不明の体重減少
- 慢性的な嘔吐や下痢
がみられる場合は、一度動物病院で相談することをおすすめします。
リンパ腫はどのように診断するの?
リンパ腫が疑われる場合、まずは身体検査を行います。
首や脇の下、膝の裏などのリンパ節を触り、大きさや硬さ、左右差などを確認します。
リンパ節が腫れているからといって必ずリンパ腫とは限りません。
感染症や炎症でもリンパ節は大きくなるため、原因を見極めるための検査が必要になります。
細胞診(さいぼうしん)
リンパ腫の診断で最もよく行われる検査です。
細胞診とは、細い注射針をリンパ節に刺し、細胞を少量採取して顕微鏡で観察する検査です。
一般的には麻酔をかけずに実施でき、犬や猫への負担も比較的少ない検査です。
採取した細胞を染色し、
- リンパ球の形
- 大きさ
- 異常な細胞の有無
を確認します。
細胞診だけでリンパ腫と診断できるケースも多くあります。
組織検査(生検)
細胞診だけでは診断が難しい場合には、組織検査を行うことがあります。
組織検査とは、リンパ節の一部または全部を採取し、病理検査を行う方法です。
細胞だけでは分からない
- 腫瘍の広がり
- 悪性度
- リンパ腫のタイプ
などを詳しく調べることができます。
検査には全身麻酔が必要になることもありますが、治療方針を決める上で非常に重要な情報が得られます。
血液検査
血液検査ではリンパ腫そのものを診断することはできません。
しかし、
- 貧血
- 炎症
- 肝臓や腎臓の状態
- 抗がん剤治療が可能かどうか
などを確認するために欠かせない検査です。
また、高カルシウム血症(血液中のカルシウム濃度が高くなる状態)がみられる場合、リンパ腫が関係していることがあります。
高カルシウム血症が続くと腎臓への負担も大きくなるため、早めの対応が必要です。
レントゲン検査・超音波検査(エコー検査)
リンパ腫は全身のさまざまな場所に発生する可能性があります。
そのため、
- 胸の中に病変はないか
- お腹のリンパ節は腫れていないか
- 肝臓や脾臓に広がっていないか
などを確認するために画像検査を行います。
超音波検査では腹部のリンパ節や消化管、肝臓、脾臓の状態を詳しく観察することができます。
CT検査
必要に応じてCT検査を行うこともあります。
CTでは体を立体的に撮影できるため、
- 鼻のリンパ腫
- 胸のリンパ腫
- 消化管リンパ腫
- 手術可能かどうか
などを詳しく評価できます。
放射線治療を検討する場合にも重要な検査です。
ステージ分類とは?
リンパ腫と診断された後は、「ステージ分類」を行います。
ステージとは病気の進行度を表す指標です。
犬では一般的にⅠ~Ⅴ期に分類されます。
ステージⅠ
一つのリンパ節または単一の臓器におけるリンパ系組織だけに病変がある状態です。
ステージⅡ
同じ場所にある複数のリンパ節が腫れています。
ステージⅢ
全身のリンパ節が腫れています。
ステージⅣ
肝臓や脾臓にも病気が広がっています。
ステージⅤ
血液、骨髄またはその他の部位にも広がっている状態です。
ステージが高いほど病気は進行していますが、リンパ腫はステージだけで予後が決まるわけではありません。
リンパ腫の種類や治療への反応も大きく関係します。
リンパ腫の治療方法
抗がん剤治療
リンパ腫治療の中心となるのが抗がん剤治療です。
犬のリンパ腫では複数種類の抗がん剤を組み合わせる「多剤併用療法」が一般的です。
抗がん剤と聞くと、
「副作用が強そう」
というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
しかし、動物医療では「生活の質(QOL)を維持すること」を大切にしており、人のがん治療ほど強い副作用が出ないように薬の量や種類を調整します。
そのため、多くの犬や猫は治療中も普段通りの生活を送ることができます。
もちろん、
- 食欲低下
- 下痢
- 嘔吐
- 白血球減少
などの副作用がみられることもありますが、必要に応じて治療を調整しながら進めます。
放射線治療
リンパ腫の種類によっては放射線治療が選択されることがあります。
特に
- 鼻腔型リンパ腫
- 限局したリンパ腫
では高い効果が期待できる場合があります。
放射線治療は腫瘍だけを狙って照射するため、正常な組織への影響をできるだけ少なくできる点がメリットです。
一方で、設備がある施設が限られていることや、複数回の通院や麻酔が必要になります。
緩和治療という選択肢
高齢であったり、他の病気を抱えていたりする場合には、積極的な抗がん剤治療を行わず、生活の質を優先する「緩和治療」を選択することもあります。
食欲を維持したり、痛みや不快感を和らげたりしながら、その子らしい生活をできるだけ長く送れるようサポートしていきます。
飼い主様の考え方やご家族の状況も踏まえ、一緒に治療方針を考えることが大切です。
当院でできる検査
当院では、
- 身体検査
- 血液検査
- レントゲン検査
- 超音波(エコー)検査
- 細胞診
などを行い、リンパ腫が疑われる場合には必要に応じて病理検査や二次診療施設との連携も行っています。
診断後も、飼い主様と相談しながら、その子に合った治療方針をご提案いたします。
リンパ腫の予後はどのくらい?
飼い主様から最も多くいただく質問の一つが、
「あとどれくらい一緒に過ごせますか?」
というものです。
しかし、リンパ腫は一つの病気ではなく、発生する場所や細胞の性質、進行の速さによって経過が大きく異なります。
また、治療に対する反応も一頭一頭異なるため、「○か月生きられる」と一概にお伝えすることはできません。
例えば犬の多中心型リンパ腫では、抗がん剤治療によく反応し、寛解(病気による症状がなくなり、検査上も落ち着いた状態)が得られることがあります。
一方で、猫のリンパ腫は発生部位によって予後が異なり、消化器型では比較的ゆっくり進行するタイプもあれば、急速に悪化するタイプもあります。
つまり、「リンパ腫=すぐに命に関わる」というわけではありません。
適切な治療を受けながら、普段通りの生活を送り、ご家族との時間を大切に過ごしている犬や猫もたくさんいます。
「完治」ではなく「寛解」を目指す治療
リンパ腫の治療では、「完治」という言葉よりも「寛解」という言葉が使われます。
寛解とは、がん細胞が完全になくなったという意味ではなく、症状がなくなり、腫瘍が検査で分からない程度まで小さくなっている状態を指します。
この状態をできるだけ長く維持することが治療の大きな目標です。
犬や猫では、人の医療のように強い副作用を伴う治療を優先するのではなく、生活の質(QOL:Quality of Life)を保ちながら、その子らしい生活を続けられることを大切にしています。
治療中に飼い主様が気を付けたいこと
抗がん剤治療中でも、多くの犬や猫は普段通りの生活を送ることができます。
しかし、体調の変化を早く見つけるために、日頃からよく観察することが大切です。
例えば、
- 食欲は落ちていないか
- 水を飲む量に変化はないか
- 嘔吐や下痢はないか
- 元気に散歩へ行けているか
- 呼吸が速くないか
- 体重が減っていないか
- しこりが大きくなっていないか
など、小さな変化も大切な情報になります。
「いつもと少し違うな」と感じたら、遠慮なくご相談ください。
ご家庭でできるサポート
リンパ腫と診断された犬や猫に対して、「特別なことをしなければ」と考える必要はありません。
何より大切なのは、安心して過ごせる環境を整えることです。
- しっかり食事を食べられるよう工夫する
- 十分な水分を摂取できるようにする
- 無理な運動は避ける
- ストレスを減らす
- 体重を定期的に測定する
- お薬は獣医師の指示どおりに飲ませる
こうした日々の積み重ねが、治療を続ける上でとても重要になります。
また、抗がん剤治療中は免疫力が低下することがあるため、感染症予防にも気を配る必要があります。
健康診断で見つかることもあります
リンパ腫は、初期にはほとんど症状がありません。
そのため、健康診断で偶然見つかるケースも少なくありません。
例えば、
- 血液検査で異常が見つかった
- 超音波検査で腹部リンパ節の腫れが分かった
- 診察時にリンパ節の腫大に気付いた
などがきっかけとなることがあります。
また、飼い主様が気付かなかった首のリンパ節の腫れを、健康診断中に発見することもあります。
早期発見ができれば、治療の選択肢が広がり、その子にとってより良い治療につながる可能性があります。
特に7歳を過ぎたシニア犬・シニア猫では、年に1~2回の健康診断をおすすめしています。
「しこり=リンパ腫」ではありません
首や足の付け根にしこりを見つけると、「リンパ腫ではないか」と心配される方も多いでしょう。
しかし、リンパ節が腫れる原因はリンパ腫だけではありません。
例えば、
- 歯周病
- 皮膚炎
- 外耳炎
- 細菌感染
- ウイルス感染
などでもリンパ節は腫れることがあります。
一方で、見た目だけではリンパ腫との区別はできません。
そのため、「様子を見よう」と自己判断するのではなく、一度動物病院で診察を受けることが大切です。
細胞診などの検査は比較的短時間で行えることが多く、早期診断につながります。
当院で大切にしていること
「がん」と診断されることは、飼い主様にとって大きなショックです。診察室で涙を流される方も少なくありません。
私たちは、病気だけを診るのではなく、その子とご家族の気持ちにも寄り添う診療を大切にしています。
治療を積極的に行うのか、それとも生活の質を優先した治療を選ぶのか。
正解は一つではありません。
ご家族ごとに大切にしたいことは異なります。
だからこそ、その子の年齢や性格、ご家族のご希望を伺いながら、一緒に最適な治療方針を考えていきたいと思っています。

まとめ
リンパ腫は犬や猫で比較的多くみられる悪性腫瘍ですが、早期発見・早期治療によって、生活の質を保ちながら過ごせる可能性がある病気です。
「首にしこりがある」「食欲が落ちてきた」「体重が減ってきた」「元気がない」など、些細な変化が病気のサインであることもあります。
日頃からスキンシップを通じて体を触り、小さな異変に気付くことが何より大切です。
また、シニア期に入った犬や猫では、定期的な健康診断が病気の早期発見につながります。
当院では、身体検査や血液検査、画像検査、細胞診などを組み合わせ、一頭一頭に合わせた診療を行っています。
気になる症状やご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
大切なご家族が少しでも長く、穏やかで幸せな毎日を過ごせるよう、スタッフ一同サポートさせていただきます。
